キリスト教・教会Q&A ―キリスト教・教会についての素朴な疑問にお答えします―

キリスト教について

◇ 洗礼受けると名前が増える?

洗礼名ってやつですね。私(このサイトの管理人)は増えませんでした。教会によって付けたりつけなかったりするみたいですよ。ちなみにグレースチャペル武豊では、洗礼名はつけていません。

◇ プロテスタントとカトリックはどう違うの?

基本的には同じ聖書、同じ神を信じていることにかわりはありません。二派に分かれてしまったきっかけは、ご存じルターの宗教改革です。世界史の教科書にも出てきますが、当時の教会が配っていた「免罪符」に異を唱えたことから……まあ、色々あって(笑)ちょっと前までもの別れしておりました。でも最近仲直りしたらしいです。

 そんなわけで、長いこと別の組織として歩んできたので、色々違った特徴があります。分かりやすいところでは、マリヤ崇拝とかは、カトリック独特ですね。あと、カトリック教会の十字架には、よく、磔のままのイエスさまの像があります。プロテスタントでは十字架だけですが。あとは、神父という呼び名はカトリック教会の呼び方です。プロテスタントでは牧師って呼びます。

◇ 日本にあるキリスト教も色々な団体があるようだけど、教えが違うの?

微妙に強調点は違いますし、礼拝の雰囲気などは相当違ったりしていますが、教えは同じのはずです。別に喧嘩してるわけでもないので、他の教団と協力しあったりもします。ただし、エホバの証人(ものみの塔)、モルモン教、統一教会は、キリスト教ではありませんので、当然教えも全く違います。

◇ 今さらだけど、クリスマスって?

言わずとしれたクリスマス♪ではありますが、意外とよく知っている人は少ないクリスマス。イエス・キリストが、旧約聖書の預言通りに、イスラエル民族の処女から、ベツレヘムの地で生まれたことを記念するお祝いです。新約聖書の、マタイによる福音書には、占星術の学者の訪問、ヘロデ王の虐殺事件、エジプトに逃れた事などが、記事になっています。ルカによる福音書には、マリヤへの受胎告知と、羊飼いの礼拝などが、記事になっています。が、実は、実際の降誕日については定かではありません。まあなんせ昔のことですから。で、のちのちキリスト教会で話し合って、12/25にお祝いしましょうということになったわけです。詳しい話は長くなるので、書籍を紹介したいと思います。

書名:クリスマスの起源 著者:クルマン(土岐建治・湯川郁子訳) 出版社:教文館

◇ イースター(復活祭)

人間の罪の身代わりとして、十字架刑(死刑)にかけられたイエスが、三日目によみがえった事をお祝いする行事です。教会では、ゆで卵を飾ったり食べたりします。聖書には、よみがえったイエスを信じることで、私たちにも新しい命が与えられると書かれていて、キリスト教国によっては、クリスマスより盛大にお祝いします。時期は三月か四月。日付は、春分の日以降の満月の次の日曜日と決められているので、毎年変わります。

◇ ペンテコステ(五旬節)

復活したキリストが昇天した後、聖霊(神の霊)が降ったことを祝う祭りです。元々はユダヤ教の祭りで、さらにさかのぼると、農耕のお祭りだったと言われています。聖霊が降ったのが、この五旬節の祭りの時だったため、キリスト教会では、この日に聖霊降臨を祝います。日付はイースターの49日後となっているので、これまた毎年変わります。

◇ 神は愛だと言いながら、戦争も病気も死も無くならないのは、なぜ。

神が人間を創ったときには、病気も死も無かったと聖書は言います。ただ、神は人間に自由意志を与えました。そこで、人間は、神と共に生きる自由より、神を離れて、死ぬ自由を選んだのです。これがかの有名な、アダムとエバの「失楽園」の、一面です。聖書は、人間が死ぬ自由を選び、それでも神が人間の命をあきらめられなかったから書かれたとも言えます。

 戦争については、さらに書き加える必要がありますね。それはたとえば、私自身が誰かと争うとき、神がそれをしむけたりしているわけではなく、私の自由意志でもって争っているのだということです。神は人間に自由を与えたからには、正義の押し売りはしません。私は自分で争うか、争わないかを選べるわけです。戦争は、その規模が大きくなったにすぎません。人間は、自分たちの意志で、争い、殺し合っているわけです。悲しい現実ですが、自分たちの意志を神のせいにはできませんね……

 ちょっとこの問題は、ここだけでは足りないと思いますので、最後に本を紹介したいと思います。

 

●書名「それでも神は実在するのか?」 出版社「いのちのことば社」 著者「リー・ストロベル」

●書名「神に失望したとき」 出版社「いのちのことば社」 著者「フィリップ・ヤンシー」

◇ キリスト教はやたらに「罪人」って言うけど、そんなに悪いことしてないんですけど?

ですよね(笑)現代の日本で生まれ育った方の多くは、殺人も強盗もせずに一生を終えるわけですから。しかも、「兄弟に馬鹿と言った」だの、「心の中で女性をいやらしい目で見た」ぐらいで、犯罪者にされてはたまりません。

実は、日本語聖書で「罪」と訳されている元のことばは、直訳すると「的外れ」ということばなのです。何から「的」が「外れ」ているのかというと、ずばり、「神」からです!……と、こう書くと、余計に宗教くさくて訳分かりませんね。

そこで、神さまから頂いたもののなかから、一番分かりやすく、「命」を例にとってみましょう。最近「免疫力」ということばをよく聞きますが、これはつまり、肉体の「生きる力」そのものといってもいいことばですから、免疫力が低下することは、一歩死に近づいているわけですね。身内に本気でさげすまれると、気持ちがへこんで、免疫力が低下します。そこには「小さな死」があるわけです。逆に、ほめられたり、愛されたりすると、元気が出る…免疫力アップです。こちらは「命」へ向かっているわけですね。

 

 神さまは、「愛し合って」「生き甲斐をもって」生き生きと生きる「命」として、人間を創られました。そこから外れ、「死に向かって」いくことは、一つの「的外れ」……日本語訳聖書では、これを「罪」と訳したわけです。

 

◇ 聖書は、誰がいつどこで書いたの?

著者は、ほとんどがユダヤ人で、前半の「旧約」の著者は主に「預言者」とよばれる人達。最初の5巻(創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申明記)を書いたとされるモーセは、紀元前13世紀頃の人物で、最後のマラキ書を書いたとされるマラキは紀元前450年頃の人と言われています。つまり合計千年余りにまたがって書かれたんですね。う~ん長い。場所は主に現在の中東です。後半の「新約」を書いたのは、イエスの使徒や、その弟子達などです。みんな一世紀に生きていた人たちです。場所は、現在のイスラエルから小アジア地域、ローマなどです。

◇ 新約聖書、旧約聖書って何?

旧約聖書は、創世記から、マラキ書までの39巻です。新約聖書は、その次のマタイによる福音書から、ヨハネの黙示録までの27巻です。内容としては、旧約聖書は世界の始まりからで、一言で言っちゃうと、「メシヤ(救い主)が来るぞ!」。新約聖書は、「メシヤが来たぞ!」。つまり、イエス・キリスト降誕以降が新約聖書となります。ちなみに、ユダヤ教の『聖書』は、キリスト教の旧約聖書のことです。

教会について

◇ 礼拝には、どんな服装で行けばいいの?

服装は、自由です。

でも、自由って言われると一番困る!という方のために、一言つけ加えるならば、一般的に、スーパーに買い物に行ける服装であれば、大丈夫です。

牧師は正装かそれに近い服装をしていたりしますが、それ以外の方はみんな平服です。

ちなみに、私(このHPの管理人)は、夏場であればTシャツとGパンが一番多いです☆

◇ 礼拝って、お金いるの?

礼拝のプログラムには、献金の時間があります。

これは、神様から与えられた恵みを一部お返しするという趣旨ですので、信じていない方は、献金する必要はありませんのでご安心を。

また、信者でも、強制されたりすることはありません。

あくまでも、自分と神様の間の決めごとなので、他人が強制する性質のものではありません。

◇ 教会に行くと強制的に洗礼を受けさせられる?

そんなことありませんから(笑)もちろん、イエス様の十字架の救いを心から受け入れて、洗礼を受けたいと言えば、多くは洗礼準備会という学びを経て洗礼を受ける運びにはなります。

でも、決して強制されることはありません。

逆に、まともな教会なら、信じていない方に、洗礼を受けたいと申し出られても断られるはずです。

◇ 教会の中には何があるの?

必ずあるのは十字架ですね。

あとは、祭壇とか、イスとか、机とか、聖書と賛美歌もあります。

日本の場合、たいていは、電話もあるでしょう(笑)

だいたいの教会では、お手洗いもあるようです☆

あ、グレースチャペル武豊には、台所もあります。なのでガスコンロや電子レンジとかもあります。…どうでもいっか☆

◇ 教会って、どんな人が行っているの?

老若男女(笑)、出身も違えば、国籍もバラバラで、クリスチャンもいれば、そうでない方もたくさんいらっしゃいます。性格も、優しい方もいればそうでない方も(笑)

◇ クリスチャンでなくても、行ってみていい?

もちろんです!こちらのホームページでご紹介している全ての集会は、クリスチャンも、そうでない方も、自由におこしいただいています。あなたのお越しをお待ちしています☆